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令和6年新設☆口腔連携強化加算!協力体制整っています

2024年11月7日

本日は外来から少し離れて介護関係の内容です。

令和6年度新しく『口腔連携強化加算』についてです。

介護を必要とする高齢者の自立を支える大切な要素として、栄養やリハビリテーションと並んでお口のケアもとても重要である事が目にみえる形になってきました!

正直私達のように歯科医療に携わっている人間からすると、やっと少しずつ認知されてきた!とうれしく思います。
人間の体を維持するうえでかかせないものは栄養=食事です!
お口は命をつなぐとても大切な場所なんです。

あたりまえの事のように思いますが、介護現場においてお口に関する関心はとても低いなぁ・・・と
残念な気持ちになる事は今までの経験で何度かありました。

下の図は介護を必要とする高齢者のお口の中を歯科医師が診察したら64.3%が歯科受診の必要がある人だったにも関わらす、1年以内に歯科を受信した人は2.4%だっという恐ろしいデータです。




【出典】社会保障審議会 介護給付費分科会(第232回)参考資料5 P.10(厚生労働省)

お口の中のトラブルは症状が気付きにくいです。

口が臭いのも仕方がない事ではありません、歯周病の症状なのです・・・お口の中で繁殖しまくった細菌から放たれる毒素の臭いです。

ぜひ口が臭いから距離をとるのではなく歯医者さんにみてもらって下さい。

介護現場ではお口から食事を本当に食べる事ができない人もたくさんいます。
鼻や胃から栄養を流さなければいけない場合もありますが、できる事なら命が続く限りおいしい食事が食べられる楽しみが人生が欲しくありませんか?

実際に多くの70代の自立できている人は歯ととても大切にしています。自分で歯磨きをして、プラス毎月歯医者さんでメンテンナンスをして自分の歯を維持しようとしています。

ところが、介護が必要になると、当たり前にできていた事ができなくなります。
歯みがきもその1つです。

さらには今までは自ら歯医者さんに通ってメンテナンスをしていたいたのに、症状の訴えが無ければ家族、施設のスタッフも歯医者さんに連れていってはくれないケースがとても多いのではないかと思います。
そのような生活環境ではお口の中が細菌まみれになりいろんな所が感染し炎症がおき、食事がしっかりとれなくなる結末まっしぐらです・・・・。

『介護が必要になったら、上手に歯磨きなんてできないから口の中が汚いのは仕方がないよね・・・』

そう思って介護をしているご家族、介護現場のスタッフさんがみえたらぜひ相談して下さい。

遠山歯科医院では毎日歯医者さんに通う事が困難になった方の元へ訪問診療へ伺っています。

ご予約はお電話(0587-21-6000)・WEB予約からも受付ておりますのでお気軽にご相談下さい。